営業グループ
担当業務について
各輸入商社・各メーカー・荷役業者等、多くの関係者の皆様方のお力添えにより、安全且つ効率的な荷役を心掛け、日々業務に励んでおります。
仕事の醍醐味
それらの為にも、当社が事故やトラブルで止まってしまえば、各メーカーの方々に多大な迷惑を お掛けしてしまうので、安定した原料の供給というのは、非常に責任が重いことです。
当社は能力的にも、一日あたり8,000~10,000屯もの貨物を揚げる場合もあります。
これが連日続くこともあり、荷揚げスケジュールの管理は大変です。
しかし、各メーカーの方々の期待に応えることが出来る様に、日々の機器のメンテナンス或いは 工事に力を入れ、荷揚げに支障をきたさないことを目指しております。
施設グループ
担当業務について
主な業務は弊社の機械設備の総合的な保守・保全です。
弊社には大小合わせて、数千台の機械設備が設置されており、種類も様々です。
適切な保守・保全には幾多の知恵と技術が求められ、向上心を持って業務を遂行しなければ対応ができません。
仕事の醍醐味
時には失敗もありますが、まさに『失敗は成功の元』で失敗することにより技術力の向上に努め、 成功した時の達成感は充実の一言に尽きます。
充実した気持ちでクレーンの最も高いところに上がって海を見ればより、「最高!!」です。
今後も施設部一丸となって年老いた機械を治すスーパードクターを目指し業務に努めます。
安全推進グループ
担当業務について
また、内部監査により、社内外ルール遵守の徹底、業務改善、 リスク管理・コンプライアンス徹底を目指して取り組んでいます。
仕事の醍醐味
番人の任務のひとつに、町の駐在さんとしてのパトロールがありますが、機械は壊れるもの、 人はミスを犯すものであることを肝に銘じて、事故を未然に防ぐよう心掛けています。
また、会社業務のホームドクターとして内部監査業務を行っています。
監査では現場の実状を聴くことを重視して、実際の状況を確認しています。
問題点があれば、一緒に考え根本的な原因を追究し改善案を提案し、少しでも業務改善に繋がるよう心掛けています。
ただ、仕事を進めていくうえで不備、ミス、欠陥、を指摘しないといけない場面では、 人によっては嫌な顔をされたり、恐縮されたり。番人とはいえ、こんな時は因果な仕事だと思うこともあります。
でも、何事もなく1年が終わった時、何も特記事項がない時、その時にほっと胸をなでおろす、 そして、誰にも注目されることもなく、ひっそりと仕事納めをする。今年もまた、会社の安全を守り通した。
この安堵感、達成感。これらが私たちの部のささやかでも、確固たる醍醐味だと思っています。
総務・経理グループ
担当業務について
経理、出納、決算報告、税務申告、給与、人事、総務、庶務といった営業、現場以外全ての、いわゆる本部関連業務を担当しています。
会社決算の経営陣への報告、意見具申といった重大な仕事から、文房具やお弁当の注文といった至って雑多な細々したものまで幅広く、 社員の皆さんが気持ちよく働ける環境の整備を第一に仕事に取り組んでいます。
仕事の醍醐味
また、サイロ棟やバケットアンローダー(荷役設備)の装置等迫力ある設備に驚かされました。
入社して2年弱が過ぎた現在は、総務経理部に所属。業務を通じて他部署の仕事にも関わり、 取り扱っている様々な穀物に触れてみて大変興味を持ち、また親しみを感じています。
決算時は大変ですが、苦心惨憺、やっと数字ができて決算書類が完成したときは達成感がこみ上げます。
その他総務関係ではお弁当の注文や文房具等物品購入も担当しています。
お弁当の注文では、時々記入欄を間違える人がいて、頼んでいないお弁当が来たりして混乱する事がありました。
このため記入表を改良し間違いが起こりにくいように工夫しました。
また、出張、休暇等でお弁当が不要な場合も、以前注文表に記入したまま消し忘れている人がいます、 こんなときは社内イントラネットの予定表を見てこちらで削除することもあります。
ちょっとした気遣いが良い結果に繋がります。
また物品購入ではいろいろと細かい注文をつけている人もいて対応が大変ですが、 今はネットですぐに注文できるので迅速な対応をモットーにしています。
総務業務は出来て当たり前、クレームのないことが、きっと社員の皆さんからの最高のお褒めの言葉だと勝手に自分に言い聞かせ、 日々頑張っています。
番外編
阪神・淡路大震災(1995年1月)の記憶
主要荷役装置は倒壊し、ベルトコンベヤも崩落した。
当社の被害総額は二十数億円に上った。
大惨状を目の当たりにした社員からの第一報は、修復は絶望的というものであった。
取るものも取りあえず、まず従業員の安全確認を行った。
確認作業は難航を極めたが、幸いなことに従業員は全員無事だった。
次に対策本部を立ち上げた。
被害状況を確認したところサイロ棟の被害がそれほど大きくないことが判明し修復可能であることが分かった。
甲南埠頭の使命は輸入食品原料の安定供給であり、 コンベヤで繋がっている近隣のお客様へ一刻も早く原料供給を再開する責務がある。
甲南埠頭の先輩たちは、命じられることなく全員が今やるべきことを自ずと知り、 そして一丸となって復旧作業に取り組んだ。
親会社、取引業者、関係官庁、その他多くの人々に支えられながら、 この災難に一致団結し、英知を結集し、大変な苦労を積み重ねて一時は回復不能と思われていた惨状から、 神戸港でどの企業よりも早く、わずか約4ケ月で営業再開に漕ぎ着けた。
これがこの地で、我々の先輩たちが不屈の魂と不退転の決意を持って取り組み、 周りから数々の温かいご支援に支えられながら、成し遂げたことだ。
阪神・淡路大震災により甲南埠頭は大きな物理的、経済的ダメージを被った。
しかし復旧過程において、その損失を補って余りある「甲南埠頭スピリッツ」とも言うべき不屈の魂、 団結力、生命力といった精神的なバックボーンを得た。
それは我々に脈々と受け継がれてきているものと確信する。そのことを甲南埠頭の備忘録として、 今後甲南埠頭が未曾有の困難に直面した時の心の拠り所として、社員全員で再確認し、後輩に引き継いでいくために、ここに記録する。